VyOSのMIBを調べてみた
先日、Zabbix Agentを使ってVyOSを監視するエントリーを書きましたが、SNMPでどんな情報を監視できるか気になってデータを取ってみました。
VyOS(Vyatta)をSNMPとZabbix Agent経由で監視してみる - ぽぽぽぽーんのネットワークとOSS
結論としてはプライベートMIBには対応しておらず標準MIBのみでした。それでも十分情報は取れるかと思います。標準MIBなので詳細は省きますが、以下のMIBが取れました。
※追記:githubのnet-snmpレポジトリを教えて頂きました。内容は後日更新します。
net-snmp/mibs at helium · vyos/net-snmp · GitHub
- SNMPv2-MIB
- DISMAN-EVENT-MIB
- IF-MIB
- RFC1213-MI
- IP-MIB
- RFC1213-MIB
- IP-MIB
- RFC1213-MIB
- TCP-MIB
- UDP-MIB
- EtherLike-MIB
- SNMPv2-MIB
- SNMPv2-SMI
- HOST-RESOURCES-MIB
- IF-MIB
- IPV6-MIB
- DISMAN-EVENT-MIB
- NOTIFICATION-LOG-MIB
- SCTP-MIB
バージョンであれば以下の通りsysDescrで取得
SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Vyatta VyOS 1.1.0
アップタイムは以下のsysUpTimeInstanceで取得
DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (216650441) 25 days, 1:48:24.41
インタフェース周りやルーティングテーブルから情報取得の可能です。
IF-MIB::ifNumber.0 = INTEGER: 4 IF-MIB::ifName.1 = STRING: lo RFC1213-MIB::atIfIndex.2.1.172.17.127.254 = INTEGER: 2 RFC1213-MIB::ipRouteDest.0.0.0.0 = IpAddress: 0.0.0.0
BGP周りを見るとbgpdの文字も見えました。ログインして確認するとquaagaのフォルダに設定ファイルがありました。
※quaggaって何?quaggaでBGPを設定してみる - ぽぽぽぽーんのネットワークとOSS
HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunName.2549 = STRING: "bgpd" HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunPath.2549 = STRING: "/usr/sbin/bgpd" HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunParameters.2549 = STRING: "-d -P 0 -i /var/run/quagga/bgpd.pid -I" HOST-RESOURCES-MIB::hrSWInstalledName.138 = STRING: "libgpg-error0-1.6-1"
VyOSはネットワークデバイスなのでZabbix Agentの監視と合わせてSNMPで細かい情報を取得するのが良いと思います。
次はquaggaとVyOSでBGPのPeerを張ったときのVyOS側の設定について書こうと思います。
シェアして頂けると嬉しいです。
参考になったという方がいれば是非お願いしますm(_ _ )m
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