マネジメントは孤独なのか

以前にマネージャーは孤独だというエントリを読んだ気がします。 果たしてマネジメントをする人は孤独なのか、ふと考える機会があったので、自分なりに書いてみます。

読んだエントリがどれだったか忘れてしまって読み直せないのが残念です。

マネジメント歴を紹介

2016年にマネジメントの仕事につきました。少人数のエンジニアチームのリーダーです。 そこで1年半経験して、複数チームを所有するエンジニア組織のマネージャーを1年ほどやっています。

合計すると3年くらいですね。

あと得意なのはピープルとプロジェクトだと思います。 他は周りの力を借りています。

マネジメントって孤独なの?

孤独というキーワードを見たとき、そんなことはないと思う判明でなんとなく共感している自分がいました。 役割がついたことで見えない壁みたいなものを感じなくはないし、 考える視点が少しだけど変わってしまって 前と同じではいられなくなるんですよね。

あと、もっと意思決定が楽になるのかなと思ったらそんなことないんですね。 自分の動かしているもののステークホルダーが増えるから。

そうなると、ぶっちゃけ 効果的に褒められることが減る んですよね。

ちょっと視点を自分から外してみると、より上の人ってもっとそういう状況だと思うんですよね。 もうこういう次元は越えちゃってるんですかね。今度聞いてみようかなと思います。

話がそれましたが、いわゆる 自己肯定感っていうものが減ってるんじゃないのかな と。 それが一つ原因としてあるのかなと思ったのです。

ちなみに 詐欺師症候群 っていいます。

マネジメントと詐欺師症候群って?

まず本質にある自己肯定感ですが、ウィキペディアによると、以下のように表現できるようです。

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられることがある。 ウィキペディア

マネージャーの皆さん、自己肯定感は強い方ですか?

結構やることいっぱいだと思うんですよね。 マネジメントって一言で言ってもいっぱいジャンルありますよね。

「ピープルマネジメントとプロジェクトマネジメントは得意だけど、プロダクトマネジメントは得意じゃないんだよな。」とかありませんか? 得意って言っても100点ですって言う人はいないと思いますし、そうなってくると 完全に満足しているマネージャーっていない と思うんですよね。

ましてや、 技術についてはメンバーのみんなより劣っているよなという意識ありませんか? あと、タイミング悪く悪意のない「マネージャーにはなりたくない」的な発言を聞いてしまったりすることもありませんかね。

要は自分のやっていることに自信があれば、 孤独って感じる機会は大幅に減る んじゃないのかなと思うんですよね。 別に周りに相談する仲間がいなかったとしてもそれはそれであるんだろうとは思いますが。

自己肯定感を高めるには?

この路線で走っちゃってますが、理由の一つであると思うのでこのまま書きます。 あともう一つくらい感じるとこはあるので、それは・・まとめで軽く。

「自己肯定感」「高める」ってググるとエンジニアっぽくない話が出てきそうなのでやめて、自分なりに書きます。

1. 褒めてもらう

自分だけでなく周りも褒めてもらう機会は望んでいるわけで、そういう場は全体として必要です。 オススメはグロースファインダーというワークショップです。

強みと弱みについて、他人に分析してもらってフィードバックを受けるものです。 やる前は怖かったりしますが、終わったあとは割とすっきりして満足度が高いです。 意外と 強みを言ってもらう って嬉しいんですよね。

やり方は調べれば出てくるので割愛します。 定期的にやりましょう。

2. 振り返りをする

自分がなぜそこのポジションにいるのか自己分析してみましょう。 こういうところが期待されたのかな? こういう功績が評価されたのかな? など自分で書き出してみると良いと思います。

私はあまり自己分析をしても冷静にとらえてモチベーション向上までつなげるほどの効果がないので、人に聞きます。 これはどこか孤独と感じるときだったり節目でやりましょう。人の力を借りてもいいと思います。

3. 人と会話する

この人なら何言われても仕方ないよなって納得できる人っていますか? そういう人に聞いてみましょう。自分はこういうとこが課題だと思っているんだけどどうかと。

あとはその人の性格を補正しつつ、 良いと言ってくれたところを素直に受け止めましょう。 人からの言葉って大事ですからね。

1から順に大掛かりですが、オススメ順でもあります。 グロースファインダーはとても面白いので、知らないとこに行ってファシリテータだけでもやりたいくらいです。

まとめ

マネジメントは孤独かどうかの答えはぶっちゃけわかりません。 孤独と感じることもなくはないけど 案外そうでもない って思います。たぶんそういう時って 自分の中だけで結論出してる んだろうなと。

マネジメントは一人ではできないんですよね。そう考えたら孤独だなと思ったときこそ周りに自分がどう見えているか コミュニケーション取ってみても良い のかなと。期待値のセットと自分へのフィードバックからですね。 案外そんなことないんだろうなと。

あとは、見返り求めてるのかなとか。GIVE & TAKE ってすごい面白い本があるんですけど、だいたいの人って仕事しているとマッチャー(※1)になるらしんですよね。ギブした分なんらか期待しちゃうんですよね。普通っちゃ普通なんですけど、 即時の不確かな見返りを期待して孤独だなって思う こともあるんだろうなって。マネジメントって中長期的なものですよね。

※1 - ギバー(人に惜しみなく与える人) - テイカー(真っ先に自分の利益を優先する人) - マッチャー(損得のバランスを考える人)

この本の話をしだすとキリがないのでこのへんで。 とりとめもない話になりましたが、誰かの参考になればと思います。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

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問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる

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