VyOS(Vyatta)をSNMPとZabbix Agent経由で監視してみる
こーめいです。
前回エントリの続きです。 VyOSの監視まわりの設定を確認します。
- zabbix agentによる監視
- snmpによる監視
VyOSにzabbix_agentをインストールする
repo.zabbix.comを見てみましたが、v2.4のsqueeze用がなかったのでv2.2を使用します。
vyos@vyos:/tmp$ wget http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/debian/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_2.2-1+squeeze_all.deb
vyos@vyos:/tmp$ sudo dpkg -i zabbix-release_2.2-1+squeeze_all.deb
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install zabbix-agent
zabbix_agentd.confのサーバ設定を変更します。変更したらagentを起動してください。
$ sudo vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf Server=<server address> $ sudo service zabbix-agent start
基本的な監視はzabbixに用意されている「Template OS Linux」を利用すれば十分かと思います。zabbixサーバ側で以下の設定をしてください。
ホストを登録
- ホスト名
- 表示名
- agentアドレス
ホストにテンプレートをリンク
- Template OS Linux
- その他、適宜
うまくデータが取得できないようであれば、Agentが正しく起動しているか、10050(default)でListenしているか等を確認してみてください。
「Template OS Linux」にはcpu, disk, networkなど基本的な内容が含まれています。eth0を監視したものが以下です。
VyOS snmp設定
SNMPの設定は非常に簡単です。最低限、以下を設定すればSNMP v2cで疎通が取れると思います。
vyos@vyos# set service snmp community <community> [edit]
RW設定およびTrapは以下のコマンドになるようです。Trapの対象を絞る機能は実装していないようです。
vyos@vyos# set service snmp community <community> authorization rw vyos@vyos# set service snmp trap-target <server address>
こちらも同様にZabbixからSNMPを使用して監視をすることで様々なデータを取得することが可能です。標準以外のOIDはあるのでしょうか。今度全部取ってみたいと思います。
↓取ってみたので追記しておきました。
VyOSのMIBを調べてみた - ぽぽぽぽーんのネットワークとOSS
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参考になったという方がいれば是非お願いしますm(_ _ )m
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