OpenStack技術者認定試験のOPCELに合格しました

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OPCELとは

OPCELはOpenStack Professional Certification Exam by LPI-Japanの略称で、OpenStackの構築・運用に必要となる技術力に関する試験です。

以下、公式ページから抜粋です。

OPCEL認定試験はOpenStackに関する専門知識や構築・運用管理のスキルを認定する試験です。 本試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、下記のOpenStack環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構築できるプロフェッショナルであることを証明できます。 また、OPCEL認定プロフェッショナルは「最先端のクラウドプロジェクトへの参加機会」や「大規模クラウドプロジェクトでの重要ポジションの機会」を得ることができます。

この試験では、オペレータとしての観点とアドミニストレータの観点での知識が必要となります。

試験問題について

試験では以下のような内容が問われます。ちなみに出題されるリリースは記事執筆現在ではkilloです。

サンプルが以下に掲載されています。サンプルは例題提供を基に作られており、基本的な内容の問題が掲載されている印象です。

https://opcel.org/example

出題範囲が以下に記載されています。

https://opcel.org/examarea

ここに記載があるオペーレタの側面、アドミニストレータの側面についてはしっかりと理解できるようマニュアルを熟読する必要があります。

勉強の方法・ポイントについて

まず自分の知識の偏りをなくすために、以下の参考書を使って満遍なく勉強しました。模擬試験が最後に3つほど付いていますので自分が理解てきていないポイントを確認できます。

私はSwift が苦手項目でしたので重点的に学習しました。ある程度、学習のポイントと問題の傾向がつかめるかと思います。個人的には必須書籍だと思います。

OPCEL認定試験 OpenStack技術者認定試験対策教科書

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他には、少し前のものにはなるのですが中井さんの以下の参考書を利用するのも良いと思います。かなり良本だと思います。

参考書と合わせて以下についても確認しておきます。実際に触っていないとかなり細かいところまで見ないといけないので正直なところ大変かなと思います。

  • コマンド

コマンドについては参考書で一通り網羅できますが、合わせて以下でも復習しておきたいところです。

http://docs.openstack.org/cli-reference/openstack.html

  • Ceilometer

出題の範囲の通り、主要コンポーネントよりは重要度は低いのですが、オペレータの側面だけでなくアドミニストレータとして仕組みを抑えておきましょう。

http://docs.openstack.org/developer/ceilometer/architecture.html

  • Ironic

Ironicも同様に仕組みを抑えておきましょう。

http://docs.openstack.org/developer/ironic/deploy/user-guide.html

http://docs.openstack.org/developer/ironic/deploy/install-guide.html

  • その他

  • GuestOS用imageの作成

  • 各主要コンポーネントでできることを細かいところまで網羅する
  • サブコマンドやオプションをある程度把握しておく

まとめ

OPCELはOpenStackの知識をまんべんなく問われる試験です。上記のポイントを押さえつつ自身のOpenStackとの関わり合いに合わせて参考書やマニュアルで知識を保管しておくと良いと思います。

個人的には、今回の受験で知識の底上げができて良い機会になったと思います。


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OpenStack 構築手順書 Kilo版 (Think IT Books)

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